チンパンジーとの日々

結婚して、妊娠中の母の日のこと。

ニトリで籐でできた４段の収納をプレゼントしてくれた。

「こないだ欲しそうにしてたから。まだ妊婦だけど、お母さんだしね。」

純粋にうれしかった。ありがとう。


うん。でも実は私ほしかったのは、隣の奴なんだけどね・・・

でもこれは、「私がこれほしいなぁ」って口に出してたわけでもないし

私の気持ちまでエスパーしろ！！という思いなんてわかなかった。

私のことを見てくれて、考えてプレゼントしてもらった時点で、

そのプレゼントが私にとって最高にハッピーな一番素敵なプレゼントだと思った。




ただ・・・・・・・これが今日現在までの誕生日、クリスマスなどの総イベントを含めた最初で最後の

夫の自分で用意したプレゼントとなる。

大事なのはモノより気持ちだよね！！！

わ・・・わたし・・・・強がってないんだからね！！

夫はまじめに働く。

まじめすぎるくらい働く。

付き合っているときから、ずっとそうだった。

当時肉体労働で、朝６時に家を出て、帰宅は深夜２時。

そんな生活が続いていた。

浮気の気配はない。本当に働いていた。

もくもくと。ただひたすら。

私とは違って、つらいことに根をあげずに頑張っている夫が大好きだった。

だから、仕事以外のことは私が頑張ろう。

せめて夫が何時に帰宅しようが、温かいご飯を出してあげれるように。

実家は新幹線の距離。知り合いや頼れる人がいない町で私もひとりで戦いをはじめた。